JDSプログラム/事務所

日本政府がサポートする日本留学制度の一つに、通称JDSと呼ばれる、人材育成支援無償事業(Japanese Grant Aid for Human Resource Development Scholarship Program)というJICAの留学プログラムがあります。若手公務員を対象とした2年間の修士号取得プログラムで、公共政策、地方行政、経済、国際関係、水・エネルギー政策/環境政策の5つの分野のうち、自分の所属機関が対象となっている専門分野を英語で学びます。その成果を帰国後、所属機関における政策立案、実施の場で活躍できる人材を育成するための事業です。

このプログラムを運営する、JICE JDSキルギスプロジェクト事務所は、日本センター内の一室にその事務所を構えています。現役の公務員でJDSプログラムへの応募を検討している方はJDS事務所へ、それ以外の日本留学についてのあらゆる可能性・情報を得たいと希望する方は、日本センターまで、どのようなご質問・ご相談にも可能な限り対応する努力をしています。

JDS事務所に関しての詳細は、以下の2011年8月のインタビュー記事をご覧ください。

日本センター内にJDSプロジェクト事務所が入居しました!

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8月1日、日本センター内にJICE(日本国際協力センター)のJDS(人材育成無償支援事業)プロジェクト事務所が入りました。この度、事務所のカントリーオフィサーである岩永さんにインタビューを行い、JDSプログラムや今後の活動などについてお話をお伺いすることが出来ました。
自己紹介をお願いします。
―JICEのJDSプロジェクト事務所のカントリーオフィサーをしています、岩永と申します。

JDSプログラムについて、少し教えて頂けますか。
―JDSプログラムは、JICAの無償資金協力による留学生受入事業です。
キルギスでは2006年に事業を開始しました。
JDSプログラムの目的は、将来キルギスの社会的、経済的発展に直接貢献することが期待これる若手公務員の方たちを対象に、日本に留学し日本で修士号を取ってもらうことで、帰国後に日本で学んだ専門知識を直接政策立案、実施の場で活かしてもらうことです。
またもうひとつの目的としては、彼らに日本のよき理解者として日本とキルギスとの架け橋になってもらうということも挙げられます。

これまでの参加人数について教えていただけますか。
―毎年、キルギスからは15名を派遣しています。2006年以降、過去に4回派遣を行い、今年度の15名の派遣を合わせると、全部で87名の留学生を送り出しています。
    
参加者の研究分野について教えてください。
―このJDSプログラムは公共政策、地方行政、経済、国際関係、水・エネルギー政策、環境政策という5つのコンポーネントで留学生を募っていますが、この時点ですでに重要な分野が絞られています。これらのコンポーネントは、将来キルギスの国の発展のために重要となる分野であり、JDSへの応募者は、応募時にコンポーネント、大学を選択することになります。

今後の予定について教えて下さい。
―ちょうど来週から募集開始で、8月8日から公募開始、10月10日に公募終了予定です。この公募期間に、応募してくださる公務員の方にこちらで指定したアプリケーションフォームをJICEまで提出して頂きます。また、興味のある方はJICEまで連絡をしていただく、もしくは来週から開催する各機関での説明会に参加して下さい。

jds2帰国生の同窓会組織のようなものはありますか?
―現在はまだありません。留学生のうち、成業して帰国している人はこの夏でちょうど40名になりますが、彼らは現在JICAの研修員と同じ同窓会に入っています。ですが将来的に、帰国生たちから自発的にJDSプログラム生独自の同窓会が発足されればよいと思います。

JDS事務所が日本センターに入居することで、岩永さんが期待する効果は何ですか。
―まず、JDSにとっても日本センターにとっても、より日本への留学に興味のある人が情報にアプローチしやすくなると思います。また、日本センターに入れていただいたことで、日本への留学にちょっと興味を持った人にもすぐに立ち寄ってもらえるようになったので、日本センターを目的に来た人にもJDSに興味を持ってもらえるよいきっかけが出来るのではと思います。

また、日本センターではJDS事務所の入居を機に、新たに留学サポートコーナーを設置し、大学のパンフレットを含む留学のすべての情報を集めました。
―そうですね、留学サポートコーナーへ来た方も、興味を持った方はぜひ気軽にJDS事務所へ声をかけて頂ければと思います。
    
JDSプログラム参加者に期待することは何ですか。
―この事業で留学をした帰国生が、キルギスの国の政策に直接関わり、国の発展に少しでも貢献することです。JDS帰国生には公務員として勤務を続けてもらい、どんどん活躍をしてほしいと思います。

岩永さんはキルギスに来られたばかりだということですが、キルギスの印象や、今後の抱負などもあれば教えて下さい。
―キルギスは、自然や緑がとても多くて、とても気に入っています。日本ではキルギスの留学生の受け入れをしていましたので、キルギスの方はいい方が多いというのは知っていましたが、こちらに来て更に、いろいろな方に温かく接していただいて、人も町もとても好きになりました。
今後の抱負としては、個人的には、キルギスのことをもっとよく知って、せっかくこの事業を行っているのでいろいろな人たちに会って、少しでもキルギスの発展や成長に役に立てたら良いです。

JDSプログラムを通じて、これまで以上に日本とキルギスとの交流が活発になれば巣晴らしいことですね。
最後に、JDSプログラムの今後の益々の成功をお祈りします。


(松本尚実)

インタビュー日時 8月4日14時30分~15時
場所 日本センター内 セミナー4室

インタビュー者名  Elmira Sagynova
松本尚実